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2011年8月
8.31 昨日はよく晴れていたけど今日は曇り。 北日本文学賞の締め切りだという。あのとき4次に残って、瞬間オレは自分を証明した気分になった。でもそれから再び長いトンネル。だから『やまなし』に入賞したときは、本当にうれしかった。おそらく、書きたいものを書くより、『書けるものを書いた』のが奏功したのだと思う。 |
8.30 ちくわ著『プロペラ』を読む。感想は様子を見て書き込むとして、何よりもちくわさん、人間出来てるなー、という印象。オレとはえらい違いだ。しかし、どうしてオレはこうトゲトゲしているのだろう。いや、普段はふにゃふにゃしてるんだけど、小説のことになると、どれほど自分に言い聞かせていてもダメだ。口調が変わってしまう。今回の感想欄でも、オレにしては随分穏やかだと思っていたのに、ちくわさんのそれとは雲泥の差があるね。売れない原因のような気もする。作品が読者を拒んでいるのかもしれない。でもなあ、しょうがねえよ。オレはいつだってオレの書きたいものしか書きたくないんだから。 |
8.29 夏休みも間もなく終わり。どこにも行かなかったし、何をした訳でもない。それでも、終わりだと思うとちと寂し。娘に服を二着と帽子を買ってやったっけ。この服じゃないけど。って、当たり前か。 |
8.28 オレのやっていることは、つまり方法論の押し売りみたいなもんだ。それでも皆、大人だからいらなきゃ断ってくれると信じている。縞のスイカもあれば、無地のスイカだってあるのだから。 |
8.27 文庫版『化身』には文庫解説がない。9月25日発売予定だったのを一カ月繰り上げたためだろうか。理由はオレもしらない。まあ色々事情があるのだろう。でも実は誰がどんな解説をしてくれるのか楽しみにしていたので、ちょっと残念ではある。 |
8.26 『人の生きて行く道にはさまざまな思いがあるものですよ。嬉しいこと、悲しいこと、苦しいこと、笑い出したいこと、そしてそれを乗り越え、自分にふさわしい幸せへたどりつきたいと願うのが人ではないかと思いますよ』オール読物掲載:平岩弓枝著「御宿かわせみ」より抜粋。同編集長のツイートから引用。 |
8.25 画像が多いためか、ホームページ・ビルダーが古いためか、 更新しようとするたびにフリーズしやがる。 |
通りすがりのサラリーマンだったときより、オレは遥かに孤独だ。
でも、書き手というなら、それが誰であっても、底なしの孤独を抱えているのだと思う。
ただ、負けたくないと思う。オレもそして頑張っている貴方も。
8.21 愛用しているコンパクトデジカメ |
8.13 娘は7月中に学校の宿題も、チャレンジ○年生も全て終わらせて、今は毎日ゴロゴロしている。ありえねえ。 |
8.12 海行かば水漬く屍、か・・・。 間もなくお盆。 オレは右翼ではないと、はっきり断っておく。 ついでに左翼でもないと明言する。 じゃあ何なんだと言われると返答に窮するけど、ホラー小説家だから、この世のルールと価値観には縛られたくないのだと、とりあえず言い訳しておく。つまり、オレのいうことは所詮ホラー作家のホラ話ってことらしい。 こういう動画をリンクするのは、正直ちょっと怖い。でも、良い悪いは別にして、聴いたことのない人もいるかもしれないし・・・。 いずれにしても後で削除しよう。 |
8.11 @kwaidan_yoo 怪談専門誌『幽』 東雅夫編集長のツイートより ビーケーワン怪談大賞選考会へのねぎらいのツイートを沢山、ありがとうございました。選考委員も運営スタッフも総て実質は手弁当に等しい、ささやかな同賞でありますが、皆さまの激励に支えられて今年で9回を数えます。まさかこの賞から勝山海百合さんや田辺青蛙さんや黒史郎さんや朱雀門出さんや黒木あるじさんや平金魚さんや仲町六絵さんや……本当に多くの書き手が大きく羽ばたいていくことになるとは、9年前には全く予想だにしませんでした。これからも自然体で、ヨロヨロと続けていけたら嬉しいなと思っております。よろしく御支援のほど、お願い申しあげます。(雅) 勝山海百合氏は、今年の日本ファンタジーノベル大賞受賞とのこと。おめでとうございます。 |
8.10 村上春樹氏の『ダンス・ダンス・ダンス』を読んでいる。思ったより面白い。氏の長編を読むのは初めてのことだ。オレは氏の作風を『傍観者の小説』と呼んでいるが、上巻の半分を読んだ限り、この見立てはまんざら的外れではないようだ。 厭世的な主人公が、『仕事はやりたくなったらすればいい』と述べている。1988年に初版が上梓されている作品であり、つまりバブル経済の最盛期に書かれていることが、理由のひとつなのだろう。しかし、常に『当事者の小説』を標榜するオレの価値観に照らすと、どうしても違和感が残る。 主人公は月の住人だそうだ。もちろんたとえ話である。言わんとするのは、その存在そのものと、他者との距離感だろう。小説の登場人物は常に少数派であることが義務付けられているが、ことさらにそれを強調するのは、氏の価値観に所以するに違いない。そして、読み手はそこに共感を覚えるのだろう。 しかし、読み手の多くが、村上氏と共通の価値観(つまり月の住人)を有しているかといえば、これは違うといわざるを得ない。事実そんな人間はとても少ないのだ。これはオレの経験則である。彼らは自分が月の住人であると願い、錯覚することで、ようやく自らの存在価値を認めたいだけなのだ。氏の文章はそんな彼らに語りかける。『そう、君は特別なのだ』と。 読み手を吹き飛ばそうとする暴風がオレの作風なら、氏の作風は読み手の背中を押す春の風なのかもしれない。しかし、読者は、その風を掴むことはできない。その残酷さに気がつく者は、きっと限りなく少ないだろう。と、いうより、それでいいのかもしれない。ステージの上で歌うミュージシャンのヒットソングを、ステージの下で聴くことに慣れっこになった彼らは、その視線が、ほんの束の間、自分に向けられたと錯覚するだけで充分に満足し、帰りの満員電車に乗るのだから。 遠い昔、オレにも覚えがあるが、 太宰治の読者は大抵こう思うそうだ。 『太宰だけがぼくを理解してくれる』と。 一方、村上春樹氏の読者はこう感じるらしい。 『ぼくだけが春樹を理解できる』のだと。 言い得て妙である。 |
8.9 株は今日も大暴落。実業の仕事もなくて開業後初の四連休。ありえねえ・・・。まったく、どうなってやがるんだ。泣きっ面に蜂。弱り目に祟り目。踏んだり蹴ったり殴ったりだな。 まあ、度胸キメてセブンのテーマでも聴いて、そんでもって小説でも書こう。オファーはないけど・・・。 |
8.8 いつまでもレナにいて欲しいけど、著作権上の問題がありそうだから、ティガに代わってもらおう。↑ ウルトラシリーズで好きなのは、初代マンと、セブン、ティガ、ガイア。それと、ネクサスは外せない。ネクラのネクサク。いつもボロボロのネクサス。ウルトラ史上最低予算のネクサス。視聴率1%のネクサス。子供は誰も見なかったネクサス。初回に主人公の恋人がビーストに殺されたネクサス。仲間であるはずの組織が裏切ったりするネクサス。番組が途中で打ち切りになったネクサス。でも、オレは好きだったなあ。 |
8.7 オレはアンヌよりレナが好き。放送開始直後の頃は本当に可愛かった。ハヤタの実の娘なんだよね。 |
8.6 赤い矢印がリーマンショックの起こった位置。NYダウはその後しっかり戻しているけど、日経は沈んだままだし、為替も一段と円高が進行している。 つまりアメリカの踏み台にされていると思うのは、オレのひがみだろうか。 |
8.5 『化身』が文庫本になる。 8月25日発売。 あるいはラストチャンスかもしれない。 頼むぜ! ホント。 |
8.4 近所にある農協の直売所で小玉スイカを買う。280円と安かったし、半分に切って食べるのに丁度いい大きさだと思ったのだ。ちょっと出来過ぎているのか、包丁を入れた途端、まっぷたつに割れた。小説もこんな風に生まれるといいのに。できれば大玉で。 |
8.3 ♪おじさん、お願い・・・。 ああ、オレもきっとこんな風に思われているのだろう。この歌を聴くたびに、女の子に余計なことを言うのは止めようと心に誓うのであーる。 |
8.2 家の前の電線にツバメの夫婦。種類が違っても鳥は皆、似たような仕草をするから、つい笑ってしまう。巣立ちの時期が重なると、この電線に十羽近くの若鳥が止まることがある。まるで五線譜に描かれた音符のようで面白い。 だいぶ前から音楽に関係する短編小説の構想を持っている。主人公の名前も決まっているし、ストーリーだって最後まで見極めているけど、なぜか書けない。というか、書く機会がない。 |
8.1 ひょんなことから、ひとりになる時間ができた。 |